『ネカマのボクの女体化活劇』プロローグ~第一章(試し読み)

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samune

   プロローグ

「うわっ、こんなにレアアイテムばかり、本当にいいんですか?」
「いいよいいよ。エゼルミアちゃんには、いつも助けてもらってるから」
 軽薄そうなヒューマンの剣士は、愛想よく白金のエルフ・エゼルミアに微笑んだ。
「わーい、ありがとうございます。どうか、これからも、どうかよろしくお願いします♪」
「うん、よろしくねー」
「じゃあ、今日はもう落ちますね」
 省吾はMMORPG『ヒュージ・パイク』からログオフし、頭部に装着したヘッドセットを外した。
 顔からは、にやけた笑みが止まらない。
「……バッカじゃねえのっ!」
 ついに省吾は、自室のベッドの上で、腹を抱えて笑い出した。
 確かに、自分の使用するエルフの白魔道士・エゼルミアは可愛すぎるくらいに可愛い。ロングのシルバーブロンドに、クールな碧眼、すっと通った鼻筋に、薄い唇と、大抵の男子ならイチコロだろう。
 体型は、どんなグラビアモデルでも維持不可能な巨乳に巨尻、ウェストはコルセットで締め上げ、要所をクロム仕上げの防具で彩っている。
 まさに、理想的なヒロインキャラなのだが――、
「別に、中身が女とは、一言も言ってねーのにな」
 確かに、そこは省吾の言う通りだった。彼は自ら「はい、リアルも女です」などと自己申告したことなど、一度もない。ましてや、女ことばを使ったことさえない。
 省吾はただ「丁寧語」を心がけているだけだった。
 だが、それだけで周囲は女性プレイヤーだと錯覚する。「まだゲームに慣れていない、初心者女性プレイヤー」と、思い込んでしまうようだった。
 ちょっと贔屓目に回復魔法をかけるだけで、今回のようにレアアイテムをもらえることもある。ときどき現れる妙に馴れ馴れしいプレイヤーには辟易させられるが、それでもネカマを演じるメリットは充分にあった。
 省吾は、スマホから自分の倉庫を確認する。
「おっし、やっと骨喰の盾の材料がそろったな。腕のいいドワーフのクラフターに頼まなきゃだけど、まあ、すぐに見つかるだろ」
 省吾は改めて、自身のつけていたヘッドセットを見た。
 正式な商品名を『エンター』という、画期的なデバイスだった。

 脳波は常に頭部から発信されており、それを受信する機械は、家庭用のものでもずいぶん古くから存在した。
 だが、この『エンター』という製品の画期的なところは、機械から発信される電磁波を脳へと「入力」できる点にあった。さらには、人間の「五感」全ての情報を、脳内で統合させることで、さながら現実世界にいるような錯覚を起こさせることができるのだった。
 人間が感知する情報の多くは、眼と耳に集中しているが、ならば、その他の「触覚」「味覚」「嗅覚」は、脳波の入力で補えるのでは?
 そのような好奇心から生まれた新製品は、期待以上の効果を発揮し、コンピューターを「もう一つの現実」にすることに成功した。
 特に医療分野での発展が目覚ましいが、もちろんゲームなどにも応用は可能で、多くのプレイヤーが仮想空間でのゲームプレイを、自室にこもって楽しんでいる。
 あまりの没入感に「法規制」の動きもあるが、日々発達する技術に、いまだ立法が追いついていないのが現状だった。今しばらくは、この混沌とした仮想現実を楽しめるだろう。
 この、あまりによく出来過ぎたシステムが、翌日以降の省吾を、とんでもない事態に合わせるのだが、もちろん本人は、まだ知る由もない。


   第一章 黒山森林

「ん……?」
 翌日のこと――。省吾が異変に気がついたのは、ログイン直後だった。
「フレンドが誰もオンしてない?」
 巻物型のデバイスには、省吾のフレンドが百五十人ほど登録されているが、その中の誰もがゲーム内にログインしていなかった。
「いや、それは無いよな……」
 何しろ、全員が気合の入ったオタクどもだ。いくらなんでもログインがゼロはありえない。
(なら、運営のミスかな……?)
 省吾は運営側のお知らせを確認するため、水晶石をとりだした。
 しかし、その水晶にも何の反応もない。
「はあ?」
 その後、省吾はあらゆる通信手段を試したが、どれもまったく無反応だった。
「もしかして、これって……、こっち側の故障か?」
 省吾は、自陣がかぶるヘッドセット『エンター』を疑った。
 だが、それもおかしい。
 何しろ、一応はサーバーにログインし、ゲーム自体はプレイできているのだ。それなのに、誰とも連絡がとれないというのは、とてもハード側の問題とは思えない。
 ならば、ソフト側の問題ということになるのだが、そんなことってありえるだろうか?
「ふん。まあ、いいさ……」
 致し方ない。今日はログオフして出直そう。このままでは、まともなプレイになりそうもない。省吾は水晶球を操作し、ログオフを選択した。
 ――ところが、これもまったくの無反応だった。
「……って、なんで? うそだろ、おい!」
 だが、どれだけ喚いても、ボタンの類にはリアクションがない。
 それなら、ハード側でどうにかしたいところだが、省吾は『エンター』の没入度を上げるため、生理反射以外の反応を、全てオフにしていた。
 つまり、リアルの肉体は、指一つ動かせない状態にあった――。
 もちろん『エンター』には安全装置も存在し、一定時間ごとにシステムが落ちる機能も存在するのだが、多くのプレイヤーがそんなものは切ってある。いざここからというクライマックスで、突然ゲームを中断されてはたまらない。それは、省吾も同様だった。
「でも……、これってどういうことになるんだよ?」
 少なくとも、自力でこの仮想現実を脱出する手段はなさそうだ。
 そう思うと、背筋が寒くなり、思わず省吾は肩をすくめた。
「うそ、だろ……?」
 何しろ今の省吾は、白銀のエルフ、しかも白魔道士だった。自力で戦闘をこなす能力は、無いに等しい。
 しかも場所は黒山森林の奥深くだった。素材集めにここまで連れてきてもらい、そのままログオフしたのだが、その時は仲間を呼べばよいだけと思っていたので、まさか、こんな事態に陥るなど、考えもしなかった。
「ど、どうする……? どうすればいい?」
 とにかく、今は誰か他人を頼るしかない。そこで運営に連絡をとってもらい、ログオフをする。
 だが、こんなところで人を待っていて、いつか誰かがくるものだろうか? 正直言って、それは少々考えづらい。
「じゃあ、人のいるところまで、自力でいかなきゃいけないわけだけど……」
 マップを確認することだけは、一応可能だった。場所は黒山森林……。しかも、滅多に人が来ることのないほどの最奥だった。
 出現モンスターは、凶悪な黒オークの群れで、レベルはおおよそ五十前後らしい。
 省吾のキャラクター、白魔道士のエルフ・エゼルミアもレベルは五十余なのだが、ヒーラーゆえに、仲間がいなければ戦うことなどほぼ出来ない。
「それでも、まあ、いくしかないか……」
 白銀のエルフは、覚悟を決めて歩き出した。
 この暗い森を脱出するため、遥か北を目指したのだった。

 省吾が焦るのには、理由がある。
 別に、仮想空間で死んだところで、現実の肉体が死ぬことはない。再びセーブした場所からやり直しになるだけのことだった。
 だが、何しろ省吾は『エンター』に特別なチューンナップを施してしまっている。――はっきり言えば「エロゲー仕様」にしてしまっているのだった。
「こいつは、まずい……。確実に、まずいぞ……」
 仮想空間のため、特に暑くもないのだが、エルフの頬を冷や汗が伝う。
 プレイするゲームが普通のエロゲーなら、特に何の問題もない。好感度を上げたキャラに対して、相応のご褒美タイムがあるだけだ。
 だが、女性キャラでプレイしている今、誰かに無理やりされるようなことがあったら……?
「おいおい、勘弁してくれよ……」
 想像するだにおそろしい。自身が性の対象にされるプレッシャーに、少年は今、はじめて晒されていた。

◆     ◇     ◆

 五分後――。
 懸念していた事態が、いきなり省吾を襲った。
「ぎゃああああああっ!」
 充分に注意を払いながら森を歩いていたつもりだったが、あっさりと一匹のオークに見つかり、仲間を呼ばれたのだった。
 省吾は慌てて逃げ出したものの、たちまちのうちにロックされ、大勢の群れを引き連れる結果となってしまった。
「やだあっ! やだやだやだあああっ!」
 幸い、このゲームにはスタミナという概念がないため、いくらでも最高速度で走ることはできたが、さすがに設定以上のことはできない。オークたちとの差は、ジリジリと詰められていく。
「だ、だめじゃん、無理ゲーじゃん……っ!」
 せめて人のいる場所にまで行きたかったが、仕方がない。白銀のエルフは覚悟を決めて振り返り、手に持つプラチナメイスを大きく振るった。
「やあっ!」
 一撃目は、先頭を走っていた小柄なオークの頭にヒットした。二撃目で、背後のオークの棍棒を跳ね除け、三撃目で自分に来る攻撃を防いだ。
 しかし、群れとなって走りこんできたオークは、一息で省吾を押しつぶし、白銀のエルフは、あっという間に戦闘不能となったのだった。
「って、何もできてないじゃん……っ!」
 回復魔法を重視して、知性にパラメーターを極振りしたツケが回ってきたらしい。エゼルミアは強引に手足を押さえつけられ、反撃の手段を全て失ってしまった。
「ほ、ホントにあるのか? こういうこと……!」
 この『ヒュージ・パイク』は海外製のゲームだが、とにかくアダルト仕様の逸品だった。簡単にいえば「セックスが可能」なのだ。もちろん、本人が拒否すれば回避もできるのだが、サーバーへのアクセス手段がない省吾の場合……、
「やだやだやだ! やっぱ、レイプ拒否できないじゃん! くっ、殺せ! ……とか言ってる場合じゃなくて、マジでヤバい!」
 先ほど、水晶球でアクセスしようとした時に無反応だったため、こうなるのではないかと恐れてはいたのだが、本当に危機的状況に陥り、省吾はパニックを引き起こした。
「ちょっと待て! ウソだろ? ホントはボク、男だし……っ! 男が女の身体で犯された場合、いったいどうなっちゃうんだよおっ?」
 もはや手足を動かすこともできない。省吾はとにかく身を捩り続けたが、事態はまったく好転しなかった。
 オークは哀れなエルフの太ももをさらに開くと、そのゴツい指先で局部の位置をさぐりはじめる。
「や、やめ……っ、やめてえっ!」
 悲鳴による抗議はあっさり無視され、そそり勃った肉幹の先端が、エゼルミアの股間へと押し当てられた。
「ひっ……!」
 オークは、ねちゃついた粘膜の感触を楽しみながら、エルフの腰に手をまわしてきた。
 さらに、自身の肉槍を押し進めながら、強引に体重をかけてくる。
(う、嘘だろ……っ? ホントに、ホントに犯される……っ!)
 あからさまな集団レイプにも関わらず、エゼルミアの狭い女淫はいじらしく口を開き、オークの硬茎を受け入れようとしていた。『ヒュージ・パイク』は、完全にアダルトモードに突入しているということだった。
「や、やめ、やめ……っ、ひっ、い、痛っ!」 

 めりっと音が鳴った。エゼルミアの未開発な膣囗を押しひしぎ、太い昂った熱魁が入っていく。
「ほ、ホントに痛いよっ! ……や、ヤダ! こんなの、ヤダあああっ!」
 省吾は悲鳴をあげて抵抗したが、ガッチリと固められた腰はまったく動かない。
「グフッ、グフグフグフッ」
 ついに、大きく上反った肉幹の傘の部分が、肉洞に入った。
「きひいっ!」
 省吾の脳は、確かに処女喪失の実感を味わった。
 もっとも、レイプはここからが本番だった。オークは小刻みに腰を動かしながら、極太ペニスを奥へ奥へと侵入させる。
「うあっ、ひ、ひいっ、ひああああ……っ!」
 身体を引き裂かれるような痛みに、省吾は反射的に背を反らし、足先をつっぱらす。
「フゴオオオオッ!」
 オークはさらに興奮の度合いを増しながら、収縮した熱い秘肉を押し広げてくる。
「ぎ、うぐう……っ!」
 省吾は絶え間ない激痛に対し、唇を噛んで耐え忍んだ。
 だが、どんなに我慢しても、溢れる涙は止めようがない。
 オークは両腕でしっかりとエルフの身体を抱きかかえながら、ゴツゴツと肉槍を前後させてくる。一方、窮屈な処女の膣粘膜は、極太の熱勃起の先端を押し返そうと、必死の収縮運動を繰り返す。
「痛いっ! 痛い、痛いよお……」
 もっとも、オークの方は、そんな膣の抵抗がたまらないらしい。さらに思いきって深く体を沈め、屹立した肉幹でエルフの身体を割り裂いていく。
「ひぎいいいいいっ!」
 省吾がひときわ大きな悲鳴をあげた。同時に、脈動する肉鉾に感じる抵抗感も軽くなった。どうやら、処女膜が完全に千切れたようだった。
(ど、どこまでよく出来てるんだよ、このゲーム……っ!)
 胎内の劇的な変化を感じ取ったらしいオークは、結合部を見ながら、ゆっくりと体を引く。硬い陵辱器官には、赤い血の筋がついている。
「ぎ……いいっ! 痛っ、痛いってばあ……っ!」
 収縮したピンク色の肉襞が、熱魁にくっついてまくれかえり、一瞬だけ内側の粘膜を露わにした。
 膣口は血に染まって真っ赤になっている。
「グフォフォフォフォ!」
「ギヒイ、ギヒイッ!」
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!」
 まぎれもない破瓜のしるしに、オークたちは興奮して雄叫びをあげはじめた。
 ズン!
 勢いをつけて突き入れる。
「ふぎいいいいいっ!」
 反り返り、ずりあがろうとするエルフの身体を、自分の体で押さえつけながら、突き壊す勢いで猛々しい肉根を突き入れる。
  省吾は、ひたすらに泣きわめいた。
「やっ、ひっ、痛いいっ! ひどっ、ひどいよおっ! やめて、やめてええっ!」
 オークが律動を開始した。エルフの肩に手をかけて、何度も奥へと突きあげていく。
 もう、目の前がチカチカした。身体が割れそうに痛い。腰は痺れて感覚がない。
「も、もう……、やめて……、く、苦し……っ」
 だが、オークは品性下劣な笑みを浮かべながら、ただただ腰を振りまくる。瞳を冷酷な色に染めたまま、機械的に腰を打ちつけてくる。省吾の懇願など、まるで耳に入らないようだった。
 オークの息づかいと省吾の悲鳴、粘膜がこすれるねちゃついた音が、歓声を上げる周囲のモンスターたちの間に響く。
 もう、省吾の意識は朦朧としていた。切れぎれに弱々しい悲鳴をあげることしかできない。
 いつまでこれがつづくのかと思ったとき、突然オークが男根を引き抜いた。腰が地に落ち、急に身体が楽になった。失神しかけていた省吾は、意識を取り戻した。
 うっすらと目を開くと、灼熱の剛茎が目の前にあった。オークは硬い肉魁を片手で持ち、茎をしごく。その肉竿はエルフの血と愛液で赤黒く光っていた。ピンクの液体が、ぽたりと落ちる。
「……ひっ」
 ビクビクと脈動していたオークの先端が、ゆっくりとはじけたように見えた。
 省吾の視界に、バチンと白い液体が撃ち込まれた。
 白い鞭のようにしなりながら落ちてきた雄の迸りは、エルフの顔から胸のあたりを叩いた。白銀のプレートメイルが白濁液で濡れる。
(が、顔射された……? オークに……っ?)
 その後も、雄の迸りは間欠的に降り注いだ。そのたびに熱勃起はしゃくりあげる。
 ――でも、これで終わったのなら……。
 省吾はようやく解き放たれた手足に力を入れ、ヨロヨロと立ち上がった。
 だが、その行く手を別のオークが阻んだ。その股間は、先ほどのモノより凶悪なサイズの一物がバキバキに勃起している。
「う、うそ……っ」
 まさか、この調子で延々と強姦が続くというのだろうか。集まっているオークは、軽く二十人を超えている。
「や、やだあ……っ! もうやだあああっ!」
 省吾の叫びは、誰も来る者のない森の深淵に吸い込まれた。

◆     ◇     ◆

 次のオークが右手を肉竿に添え、四足をつく白銀のエルフ・エゼルミアの蜜肉の中央に、亀頭を押し当ててきた。
「あ、ああ……っ! は、入って、くるう……っ!」
 バックから、亀頭のエラが淫裂にはまりこんでいく。
 ぬめる肉襞に、オークの赤銅色に反り返ったシャフトが、強引にねじこまれていった。
「はあっ! ふ、ふぐう……っ! うっ、うう……」
 オークはヌルヌルとした膣の感触に、目を細めていた。
「グフウッ! グフグフッ、フウウッ!」
 後背位という不安定な姿勢にもかかわらず、豊富な汚汁に助けられ、びっくりするほどなめらかな挿入となった。
 コツン。
 亀頭が子宮口を押しあげてとまった。
「あっ、はああっ……!」
 思わず喜悦の声を上げてしまい、エゼルミアは口を抑える。
(な、なんだよボク……っ! ムリヤリ犯されて、感じてる……?)
 オークは、左手でエゼルミアの脇腹を抱き、右手で尻肉をつかむと、そのままグイグイと腰を突きあげてきた。
 エゼルミアは上半身ごと子宮を突き上げられ、背中がブルルッとふるえる。
「あう……っ、う、うう……っ、はああ……っ!」
 エゼルミアは別のオークに抱きかかえられながら、上半身を前後に揺すっている。
 亀頭が子宮口を突きあげるときの感触が、もうたまらなくなりはじめていた。
「フウッ! グフウウッ!」
 再び、オークの亀頭が子宮口の硬い感触をとらえ、ゴツゴツと連打し始めた。子宮頚管を乱暴に叩かれたエゼルミアは、喜悦の悲鳴をあげてしまう。
「あひいっ! ひっ、いっ、いやあああっ! 気持よくなんて、なりたくない……っ、なりたくないよおおっ!」
 だが、身体の方は敏感に反応してしまう。
 子宮口を叩かれ続け、身体はイッてしまいそうなほどに高ぶっていた。
「グオッホオオオッ!」
 エゼルミアの背後で、オークの気配に動きがあった。エルフの肢体を貫いたまま、上半身を起こしたのだった。
 オークの膝の上にエゼルミアが腰をおろし、背中を抱かれる形となった。
「……んぐうっ! はあっ、ああああっ!」
 勃起の角度が変わり、膀胱を内側から押されて悲鳴をあげる。下腹にピリッとした刺激が走り、尿意が急速にふくらんだ。
「い、いやっ、いやだああっ! これ、いやだよおっ!」
 エゼルミアは上半身を倒し、腰を浮かして逃れようとした。だが、両腕でがっちりと抑えこまれ、どうしようとも動けない。
 うねるように動く腔道がより熱くなり、腔口からはさらに多くの蜜がこぼれ落ちた。
「や、やだ……、これ……、ホントに漏れる……っ!」
 お互いの身体が上下に揺れるたびに、コツン、コツンと亀頭が子宮口を小突かれる。そのたびに、ジンジン脳神経が揺すぶられる。
(ひぐっ、これ、イクっ? ううっ……、ボク、オークに犯されて、イッちゃう……っ!)
 エゼルミアは柳眉をゆるませながら、子宮への衝撃を受け止め続ける。
 オークにがっしり抱きつかれたエルフは、すでにアクメ顔となっていた。
 目は潤み、焦点がふらふらと合わない。周囲のオークたちの顔が、ぼやけて目に映る。
 ふにゃふにゃと腰が揺らぎ、そのたびに強く肉根を差しこまれる。力強いピストンに、熱い肉襞はキュンキュンと締まってしまう。
「うはあああ……っ❤ や、やら……っ❤ い、イク……っ、イッちゃう……っ❤」
 オークの陰茎を膣壁で噛みしめると、ブルブルと腰が震えてしまう。
 頭に津波のような快感が押し寄せて、エゼルミアは空に浮かんでしまうような快感に包まれた。
 やがて、目の前が真っ白になり、全身がビクビクと震えだした。抑えがきかない。
「ひいいいっ❤ い、イクうっ❤ イク、イクイクイク、イクううううううっ❤❤❤」
 エゼルミアは自らアクメを宣言し、大声で唄った。
 全身が硬直し、足先がピンと反り返る。
「ふううう……っ❤ う……っ❤ ふぐううう……っ❤」
 やがて、下半身が弛緩すると同時に、尿道からは熱い飛沫がこぼれだした。
「や、やあああっ❤ お、おしっこ、おしっこおおお……っ❤」
 白銀のエルフは顔を赤く染めながら、どうにか尿の勢いを抑えようとしたが、もうそれは不可能だった。長い長い小水の時間が続く。
(やだ……、もう死にたい……っ! こんなことされて、もう、生きていけないよお……っ!)
 だが、まだオークは肝心の射精をしていない。エゼルミアの絶頂に伴う膣の収縮にたまらず目を細めたが、その後は引き続きピストン運動が続けられた。
「ひっ、ひぎいっ……❤」
 エゼルミアの叫び声のオクターブが上がる。
 とっくに精神は白旗を上げているが、肝心の肉体が、この果てに待つ連続アクメに向けて愛液を滲ませ、男根へさらなる抽送をせがむ。
「まっ、まってえっ❤ ずっと、いきっぱなしっ❤ ああっ、らめえっ❤ またっ、イクっ、イクうううっ❤❤❤」
 だが、エゼルミアがどれだけアクメを迎えようとも、オークは前後運動を止めようとしない。いつまでも肉竿は、子宮の扉を叩き続ける。
 白銀のエルフは、全身を朱に染めながら、幾度も絶頂を繰り返すのみだった。
(ひいいっ、き、気持ちいい……っ! 気持ちいいのが、止まらない……っ!)
 不規則に動き続ける女壺が、規則的なピストンでまっすぐに貫かれてしまう。結合部から熱い男性器にかけ、大量の牝露が流れ伝った。
「ら、らめええっ❤ ずぽずぽらめえっ❤ もう、きもひよくしないれええっ❤」
 オークの繰り出すピストンは、エルフのもっとも敏感な部分を、的確にノックしてくる。そのたびに膣粘膜が淫靡な水音を発し、エゼルミアの意識が果てのない空へ溶けていく。
 秘孔からは、淫らなメスの香りが漂う。
「りゃめえ……、ぐりぐりれ……、イっひゃう❤ らあっ……、あひっ、くひっ、んあああん❤ らめえ、らめなのに、またイクううっ❤❤❤」
(だめだよおっ……、もう、イクの止まらないい……っ!)
 際限なく絶頂を繰り返しているうちに、エゼルミアの身体は圧倒的な浮遊感に包まれていく。
 いよいよフィニッシュに向け、衰えを知らないオークの肉幹が猛威を振るう。
「きてるっ❤ おくっ、しゅごいっ、かたいにょお❤ らめっ、ああっ❤ くひっ、ひいいっ❤ あんっ! じゅぽじゅぼくりゅううっ❤」
 秘肉がペニスを扱き、無数の襞が亀頭にまとわりつく。
 肉塊はヌルヌルな膣内を掘り進めては引き抜き、さらに根元まで深々と突き刺す。
 少し動くだけで極上の刺激を催すのに、オークは大胆な動きで、そのさらに上をいく快感を運びこんでくる。
(ああ……、だめらよお……、オークに、もお、なんども、イかされちゃってるっ、なのに……、よしゅぎるよおおっ……)
 エゼルミアはもう、自身の身体を支えていられない。よがり狂う痴態を大勢に晒しながら、貪欲に快楽を貪るメスと化していた。
 膣は震えて締まりが強くなり、そそり勃った男棒もビクビクと膨らんだ。もうすぐ射精が近いことを伝えてくる。
(うああ、こんらので……、いま、射精されたら……、く、狂う……っ! ボク、もう狂うよおおっ……!)
 そそり勃った熱勃起が深く子宮口に食いこんだ。
 瞬間、膣壁がペニスを絞りこむように締め上げる。
 それが効いたのか、オークも大きく上反った剛柱を膨らませながら叫んだ。
「グホオオオオオオオッ!」
 オークの腰が上に跳ねて、エゼルミアは一瞬腰が抜けた。
 豊満なヒップが落っこちて、肉の楔がズルンと全部ヌメった膣に呑みこまれる。
「あぎいいいいっ❤❤❤」
 瞬間、ドンと子宮口に鈴口がめりこんだ。
 一番敏感なスポットが、オークの大量の欲望液を受け止めるために、降りてきていたのだ。そこを激しく叩かれて、エゼルミアは絶叫する。
「んあああああっ❤ やあっ、やらやらやらああっ❤ イっギュううううううっ❤❤❤」
 びゅるっびゅるっ! どびゅるっ! どくびゅっ! びゅびゅうっ! びゅびゅうっ! びゅびゅうっ! どくびゅっ! びゅるるるるる……っ! どぷんっ! びゅびゅうっ! びゅりゅりゅっ!
 人間では絶対にありえない、大量の奔流が子宮口に殺到し、火照った子宮に流れこんできた。
「ひ、ひいいいっ……❤ イクイクイクっ❤ お、オークの射精で、イッてるうううう……っ❤❤❤」
 モンスターの白濁液が、子宮たっぷりに呑みこまれていく。
 まるでゴクゴクと飲み干すようにして、まだ足りないと言わんばかりにピンク色の肉襞が締まり、合わせてオークはまだ射精してくる。
「フゴッ! オオオ……ッ!」
 オークは目を白黒させながら、蜜壺射精の快感に浸っていた。
 そしてエゼルミアも、
「――――っ❤ ――――っ❤❤❤」
 と、声にならない声を漏らすのが精いっぱいだった。
 エゼルミアは意識を手放した。ちぎれた紐が風に舞うように、真っ白になった脳裏で、ときおり快感の火花が散る。
(こ、これで、二人目……)
 まだまだ、陵辱は終わりそうにない。

 ――死ぬ。

 省吾は自らの死を覚悟した。このまま、輪姦が終わらなければ、自分の理性は完全に壊れる。
 そして、その時はそう遠くはないだろう。
 いよいよ囃し立てるオークの群れの中央で、少年は天国と地獄を同時に味わっていた。

 ――――続きは、是非とも本編で。
DLsite http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ160266.html
DMM http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_083955/

どうか、よろしくおねがいします。

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『月1女体化するボクのこ~ゆ~関係』プロローグ~第一章(試し読み)

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samune

   プロローグ

 木舟慎二は考える――。この現象は、いったい何なのか?

 病気だという人がいるが、そうだろうか?
 障害として年金を拠出する動きもあるというが、ボク自身はこの現象でそれほど困窮しているわけではない。制服などをもう一着揃えねばならない点で多少の金はかかるが、国からもらうほどじゃない。
 宇宙からの警告という人もいるが、それも大げさすぎるだろう。地球上、生物界を広く見渡せば、決してありえない現象ではない。
 大自然の摂理という人もいるが、それが一番近い気がする。
 ただ、ひとつ言いたいことがあるならば、摂理だろうが、神の御業だろうが、ボクはただ、放っておいて欲しかった。
 そもそも、現象事態にほぼ意味がないのに、ボクの交友関係は完全に狂ってしまった。
 ――困るんだ! 友達として!

 その現象が、今夜はじまろうとしていた。
 深夜――、午前二時を回った頃、慎二は全身に激痛を覚えた。
(始まったか……)
 毎月一回、たった一日だけ、この現象は起こる。
 統計上は第二次性徴期直後の男子に最も多く、四十人に一人ほどと言われている。歳を重ねるにつれ、徐々に数は減っていくという。
(まあ、いつまでも、こんな体質でも困るけどな……)
 ペニスが収縮し、睾丸が股間の中に入っていく感触がわかる。一方、身体の一部には脂肪が増し、特に胸部は大きく膨らんでいく。
(痛い、痛い、痛いってば……っ!)
 慎二は歯を食いしばり、肉体の変化に伴う痛みに耐える。細胞がプチプチと増していく感覚が、非常に気持ちわるかった。
 股間で、膣が構成されていく感触もいただけない。子宮は一部分構成されるが、卵巣までは再現されないため、生殖能力はない。
「だったら、これ……、何の意味があるんだよ……っ?」
 慎二は大自然の摂理に文句を言いながら、ノドをかきむしる。
 声帯の変化が、妙にむず痒いのだった。のどぼとけは徐々に引込み、発声のオクターブが上がる。
 全ての変態が終わるまで、約一時間――。
「はあ……、はあ……」
 ベッドの上に横たわる慎二は、荒い息を吐きながら、変化後の身体に残る痺れがとれるのを待っていた。

 その肉体は、若さ溢れる青年男子から、瑞々しい女子のものへと変化していた。

 だいたい一月に一度のペースで起こるこの女体化現象に、慎二は手を焼いていたし、大げさに言えば、地球上の全人類が悩んでいた。
(あー、これで明日はセーラー服か……)
 女体化した生徒には、女子の制服を着ることが認められている。ここ数年、全世界での女体化現象が認められ、慌てて校則に追加されたのだった。
 もっとも、慎二の通う高校は男子校で、女子の制服はない。よって、一般的な女性の制服ならば、形は問われないこととなっている。慎二のセーラー服は、姉のお下がりだった。
「まったく、めんどくさい……」
 いや、一番めんどくさいのは、制服のことなどではない。

 今泉健と蓮沼星矢――。 二人の親友について。

 これこそが、慎二にとって一番の悩みのタネだった。
「まったく、どうなっちまうんだろうなあ、ボクたち……」
 慎二は、女体化した身体をギュッと抱きしめながら、明日には確実に起こるだろう数々の難題に頭を悩ませた。 

 第一章 今泉健の場合

 鏡にうつる自身の姿を、改めて慎二は確認する。
(これが、自分の彼女なら、何一つ問題ないのになあ……)
 男子の時よりやや大きくなった黒目がちの瞳に、小柄になった鼻、唇はぽってりと厚く、むきたての桃を思わせる。
 髪は、女体化するようになってから伸ばしているため、特に問題はない。少し膨らんだ頬も、やや赤らんでいて、健康そのものに見えた。
 有り体に言えば、「美少女」と呼んで、何も差し支えないだろう。
(なんで各パーツが、ほんの数ミリ動いただけで、こうなるんだ……?)
 普段の慎二は、どこにでもいる普通の男子高校生で、特に目立つ容姿ではない。それが女体化するといきなりこうなるのだから、本人としては頭が痛かった。
 さらに慎二を困らせているのは、巨大な乳房だ。
 たっぷりと下膨れしたそれは、トップとアンダーの差が二十センチ以上もある。カップでいえば「F」。巨乳と呼んで問題のないサイズだった。
 さらに、腰はキュッとくびれ、その分の肉は臀部についている。さらに、陸上部で鍛えた脚はスラリと長く、全体を調和のとれたラインに仕立て上げている。
 同年代の女性としては、おそろしく完成された部類だろう。
「この身体で男子校に行く身にもなってくれよ……」
 慎二は再び大自然の摂理に文句を言い、登校の準備を整えた。

            ◇     ◇     ◇

「おう、慎二! やっぱ今日は、女の子の日か」
「やっぱってなんだよ、健……」
「いや、今日のために、しっかり溜めてきたから……」
 とりあえず、慎二は今泉健の顔に向かって、下からパンチを繰り出した。バレー部に所属する健は長身で、女体化した身長では殴りにくかったが、慎二のジャンプアッパーは綺麗に親友の顎を打ち抜き、長躯をグラリとよろめかせた。
「直球か! 親友で童貞を捨てておいて、さらにこっちの変化日まで計算してたのかよ? 最っ低じゃねえか!」
「声がでかい、声がっ……!」
 早朝――、駅のホームだった。周囲は学生やサラリーマン、そしてOLのお姉さんたちで溢れている。
「俺としては、このままお前を痴漢でつきだして、人生オワタにしてやってもいいけどな」
「いや、悪かった、マジ悪かったから……」
 健は平謝りしてきたが、おそらく反省はしてないだろうと、慎二は思っている。
(こいつ、しっかり「溜めてきた」って言ってたしな……)
 自分たちの年頃で、毎日のオナニーを我慢なんて、普通ならできるわけがない。三日もかからず精巣がパンパンになってしまう。それを耐え忍んできたのなら、よほど本気で今日に賭けてきたハズだ。
「まったく、しょうがねえな……」
「ん……、なに?」
「なんでもねえよ」
 やがて、電車がホームに滑りこんできた。慎二と健は人混みをかき分け、中へと進む。
「シンちゃん、それ、無防備すぎるよ」
 電車の中では、やはり親友の蓮沼星矢がつり革をつかみながら待っていた。
「無防備?」
「普通は、カバンでスカートとか抑えるよ。女子ならさ」
「女子じゃねーし……」
「そりゃそうなんだけど、ただでさえ目の毒なんだから、気をつけた方がいいって」
 そう言うと、星矢は神経質そうにメガネの位置を直し、ため息をついた。
 生徒会で書記をしている星矢のチェックは細かく、女体化のたびに慎二はなんかしらの注意を受ける。
「気をつけるべきなら、まず健だろ。さっきなんてさあ……」
「ああ、すまん慎二! これからは気をつけるから、許して!」
「ケンちゃんも、シンちゃんも、もう少し声のトーン抑えて!」
「お前もだよ、星矢……」

 この二人が、慎二の親友だった――。
 今泉健と、蓮沼星矢。
 幼稚園から高校まで同じで、クラスは違うこともあったが、常に一緒に行動してきた。
 これが、このまま男同士の付き合いなら、何の問題もなかっただろう。
 だが、そのうちの一人が美少女となってしまった今はどうか?
 すでに健の様子はおかしいし、星矢の抱える問題も、慎二はよく知っている。
(まあ、今日だけだ、今日だけ……。月に一日だけのことじゃん……)
 慎二はそう思い込もうと、スカートの後ろをバッグで盾にしながら、流れていく外の風景を見続けた。

 慎二たちの通う学校は、県下では最も進学率の高い公立高校で、毎年数人の東大合格者を出すほどだった。
 ただし、ここは男子校……。生徒は全て男だった。どんなに頭がいい連中でも、そこに美少女が一人混ざれば、多少はざわつくことになる。
(女体化するのは、俺だけじゃねえんだけどなあ……)
 確率からすれば、四十人に一人程度は女体化するハズなのだ。現にそれぞれのクラスに一人か二人くらいは、そんな男子が存在する。
 だが、クオリティという点で、慎二は群を抜いていた。他が「男子の女装」に近いのに対し、慎二は別格の「女子」だった。
 授業を受けながら、周囲をなんとなくドギマギとさせているというのは、何か気分が悪い。性暴力の対象となるプレッシャーも、そこはかとなく感じる。
(まあ、このまま一日、過ぎてしまえば、元に戻るんだから……)

 授業が終わり、慎二はトイレに向かった。男子校にも、数は少ないが一応の女子トイレは用意されている。場所は少し離れた職員室の側だった。
「……は?」
 そのトイレの入口に、見覚えのある男が立っていた。
「ちょっと待て、健。なんでお前が女子トイレの前にいる?」
「悪い、慎二……」
「いや……、ホントにちょっと待て」
 だが、待ってはもらえなかった。健は慎二の手を掴むと、素早く女子トイレの中へと引きずり込んだ。
 中には誰もおらず、慎二はそのまま一番近い個室へと押し込まれてしまう。
 勢いそのまま、慎二は便器に座らされてしまった。
「こ、こら……、健! お前、マジかよ?」
「だって、しょうがないだろ……」
 すると健は、慎二の手をとり自分の股間へと押し当てた。
 そこは、ガチガチに硬くなっており、厚い布越しでもわかるくらいの熱を放っている。
「すまねえ……。でも、朝からずっとこんなで……、オレ……」
「ウソだろ……?」
 思わず、こちらが赤面してしまうくらいの熱勃起だった。
 健の顔をみると、なぜか半泣きくらいの表情になっている。
「ホントに悪いとは、思ってるんだよ、慎二……。でも、女になったお前のことを考えてたらさあ……。なあ、わかるだろ? お前だって男なんだから……」
「そりゃ、まあ……」
 わかりすぎるくらいに、わかる。
 例えば自分に彼女ができたとして、一度でもセックスしたら、もう隙をみては何度でも突っ込もうとするだろう。要するに、おサルさん状態だ。
 こうなったら、もう致し方ない。
「……ああ、もうっ! バカ健っ! いいよ、ズボン脱げ!」
「マジ? いいの!」
「しょうがねえだろ? そんな状態で授業とか受けられないだろうし……」
 仕方なく、慎二もスカートの中に手を入れ、ショーツをずり下げる。
「悪い、マジ悪い!」
 健に至っては、ベルトを外すや、一気に制服をずり下ろし、下着まで脱いでいた。勃起した陰茎が、ワイシャツの隙間から飛び出る。
「覚えとけよな、ホント! お前、そういいながら、オレの処女を奪ったんだから……」
「だから、それも悪かったってば!」
 慎二はまず時計を確認した。
(次の授業が始まるまで、あと六分か……)
 続けて、自分の女性器に触れてみる。さすがに、今すぐペニスが中に入るほど濡れてはいない。
「クリトリスいじれば、すぐ濡れるかな……?」
 なにしろ、時間がない。あまり、手の込んだ愛撫は期待できなかった。
(さて、どうする? 手っ取り早く済ませるには、このままムリヤリ挿入させて、痛いのを我慢しながら、濡れるまで耐えるという手もあるけど……)
 それが一番現実的かと考えた、その時――、
「うわっ!」
 健が慎二のスカートをめくり、そのまま頭を突っ込んできたのだった。
「健! お前、なにをする気だ、なにを?」
「だから、クンニだってば! 舐めれば、お前だって気持ちいいんだろ?」
「知らねーよ、そんなこと……っ!」
 とにかく、いきなりそんなことをされたくなかった。女体化だけで、こっちは充分に恥ずかしいのだ。そのうえ、マ◯コまでじっくりと見られたくないし、ましてや友人に舐められるなんて、まっぴらだった。
 だが、どんなに股間に力を入れても、強引に割り込んでくる健の頭を退けることができない。そのまま太ももを舐められると、くすぐったくてしょうがなかった。
「……お前、いい加減にしろよ! 自分が舐めたいだけだろ、それ!」
「そうだけど……、お前だって興味はあるだろ?」
「ないよっ!」
 慎二はかなり本気で発言したのだが、健はまったく信じずに、そのままズリズリと女性器に顔を近づけていく。
「……ああ、まったく!」
 ついに、健の伸ばした舌先が、女陰の粘膜に届いた。
「ひっ……」
 思わず、慎二は悲鳴を上げてしまい、慌てて自分で口を抑えた。
(うわ、マズい……。これ、マズいぞ?)
 それはあくまで偶然だったが、健の舌は器用に陰核を包む包皮をめくりあげたのだった。結果、クリトリスの頭が、わずかに飛び出てしまった。
 ぴくん、ぴくん、とピンク色の芯が勃起している。
「おいっ、健……、頼むから、手加減してくれよっ……?」
「あ、ああ……」
 健は生返事して、舌をぺろりと出してくる。
 唾液に濡れた表面が、勃起しきった尖塔をザラッと舐めた。
「ひ、ひううっ!」
 ぷしゃあっ!
 一回舐められただけなのに、目の前がクラッとなって、蜜が噴き出した。
「だから、お願い……、手加減して……」
 だが、健はこちらの声など耳に入らないのか、熱心に舌をこすりつけてくる。
(ひっ……! し、刺激、強すぎるってば……!)
 さらには、ちゅっ、とキスをするみたいに、秘核へ唇を押しつけてくる。
 思っていたよりも柔らかな健の唇が、敏感すぎる神経が詰まった肉芯に触れ、慎二はまた女壺から、暖かな蜜を噴きこぼした。
 ぺとぺとっ、と落ちる蜜は、容赦なく健の顔を汚していく。
「おい、慎二……、気持ちいいのか?」
 慎二は仕方なく、口を手で押さえたまま、首を縦に振った。
「わかった。なら、このえっちな液、全部舐めるからな」
 健は姫裂に顔を押し当て、舌をとろけ始めた膣内へと入れはじめた。
「ひぐっ……!」
 すると、間もなくネバッとした蜜液が、止めどなく湿った淫裂から溢れ出た。
 ヒクン……、ヒクンッ!
 切なげに淫処が痙攣する。
(や、やだ……、いっぱい、なんか出てくる……っ!)
 健はジュルジュルと行儀の悪い音を立てて蜜を吸っていく。
 慎二の頭は、フワッとした快楽で満たされていった。
 寒いわけではないのに、全身に悪寒が走る。
(ん、ふう……、き、気持ちいい! 健の唇、すごく気持ちいい。……ネバネバしたおしつこが、止まらなくなってる!)
 敏感な部分を、舐めて、吸われて、再び舐められる。むやみやたらな口唇愛撫に、全身がわななく。
「あっ、あっ、あっ!」
 慎二は、酸欠になった金魚のように、口をパクパクさせるしかなかった。
 ゾクゾクとした快感が下腹部からこみ上げてくると、その激しすぎる快楽から逃れようと、便器の上で腰をくねらせる。
 プシュッ!
 再び、股間からわずかながら潮が吹き出した。
 エロ本などで見たことがあったが、まさか自分の股間から噴き出すとは、考えてもいなかった。
(もう、ダメ……っ! このまま、イカされる……っ! 健に恥ずかしいとこ舐められて、イッちゃう……っ!)
 カリッ、健の前歯がパステルピンクの肉芽を引っ掻いた。
 そのショックはあまりにも大きく、慎二の白い腹が波打つ。
「ふっ、ふううっ! ふぐうううううっ!」
 慎二は全身を硬直させながら、アクメの大波に意識をさらわれた。
「は、はあ……、あああ……」
 もはや、喘ぐ力さえも残っていない。くったりと、首が据わっていない赤ん坊のように全身を弛緩させるしかなかった。
 こちらの様子にようやく気づき、健が女陰から口を離す。
「お、おい? 大丈夫か……!」
 返事には到底応えられず、慎二は深く吐息を漏らした。

 授業開始のチャイムが鳴ってしまった。
 だが、女子トイレの個室では、ここからが本番だった。
(ちくしょう、もうサボリでいいか……。しょうがねえよ、こうなったら……)
 これが、女体化した身体で、一番困ることだった――。とにかく、セックスが気持ちいいのだ。
 男の時とは、快感の上がり方がまるで違う。
 射精は一気に爆発するような気持ちよさだが、女のアクメは、いつまでも深い谷に落ちていくような感覚だった。そして、一度落ちると、なかなか這い上がることができない。
 熱心なクンニリングスで絶頂へとさらわれた慎二は、いまだ快楽の谷へ落下し続けている。このまま一気に肉の楔に穿たれ、さらなるアクメを極めたかった。
(くそ……、オレってエロいなあ……)
 だが、もはや後悔したところで遅すぎる。
 ――今は、とにかく健のペニスが欲しい。
「健……、とっとと入れろよ……」
 言われた通り、健は慎二の膝を持ち、股間を左右に開いた。脂肪の乗った太腿が開き、ほころんで蜜を垂らす秘唇が丸見えになった。
「うわ……、あらためて、慎二のここ、すっげえ……」
 慎二は顔を背け、声を殺してじっと待つ。自分の頬が熱くなっっているのがわかった。
 健が蜜肉を指先で開いていく。 
 ヒダを集めてすぽまった淫処が、ヒクつきながら蜜を吐いた。
 親友は秘蜜を指先ですくい取り、薄紅色のクリトリスに塗りつける。
「んっ、んうっ! うううっ!」
 慎二の身体がビクッと震える。トクッと女の蜜が溢れ、太腿の内側にまで溢れる。
「遊ぶなよ! 早く入れちまえ……っ!」
「……悪い」
 健は苦笑いしながら自分で肉茎をこすって状態を整えた。そして亀頭をたっぶりと蜜をたたえた恥裂に当てる。
 少し力を入れて押すだけで、ペニスはとろとろの熱い肉襞に沈んでいった。
「はうっ、んっ、うう……!」
 肉尖が子宮口をトンと叩く。
 そのまま、健はゆっくりと前後運動を繰り返した。
 極太の肉竿が出し入れされるたびに、くびれと女壺が擦れ、底の知れない快感が流れこんできた。
 慎二の体躯が、ブルブルと震えはじめる。
「はあっ……、バカ健……っ、早くイケよな……っ」
「わかってるよ……」
 健のみなぎった陵辱器官が、慎二の体内に律動を刻む。
 抽送によって掘り起こされた快感は、即座に全身へ波及する。
 白い肌に、珠の汗がいくつも浮かんでいく。
「はあっ……、お、おく……っ、あ、あたってる……っ!」
 肥大した肉魁が、女壺を攪拌していく。
 慎二は、口から発せられる甘い声が、徐々にそのボリュームを増してきたことに気づき、あらためて手で口を押さえた。
 柔肉が、ピストンの衝撃に揺れ躍り、慎二の意識は朦朧としていく。
 その時、結合部が派手にぶつかり、溢れた淫液が周りに飛び散った。
「ひはっ、……んっ! や、やだっ……、ひびくよ……、それえ……っ」
 まるで歓喜するように、熱く濡れた膣ひだが波打ち、慎二の意思とは無関係に、シャフトをしごき上げていく。
 健も負けじと歯を食いしばって、何度も剛直を往復させる。雁首を引き、そこから一気に抉るように貫いてくる。
 結合部の隙間から淫液が溢れ、卑猥な水音を奏でた。
 力強いピストンに、慎二は派手に肢体をくねらせてしまう。
「どうなの、慎二? ……気持ちいい?」
 同意を求めつつ、健は鼻息を荒げ、猛然と膣を犯しぬいてくる。
 子宮まで穿つような勢いで突き上げられ、慎二はガクガクと全身を震わせるばかりだった。
 肉鉾によって容赦なく快楽の渦に引きずりこまれ、蹂躙される。
 一突きされるたびに甘美な電流が背筋を駆け抜け、理性を削り取っていく。
「ボクのことは、いいから……っ! はやく、イケよ……っ!」
「でも、一緒に気持ちよくなれた方が、いいだろ……?」
「うるさい……っ!」
 言われなくったって、もう充分に感じている。膣壁を徹底的に摩擦され、頭がおかしくなりそうだった。
 セックスによる快楽がこれほどだとは、理解していなかった。
 体は自然と艶かしくうねり、甘露の吐息が漏れる。
 さらに、屹立したペニスを咥えた膣が、下品な音を立て、泡立った粘液を吐き出した。
「オレは、慎二と気持よくなりたい……。できれば、一緒にイキたい……っ」
「か、勝手なことを、言うなっ……、あひっ! ふあああ……」
 健をどうにか睨みつけるものの、大量の愛液を滴らせて身悶えていては、説得力も皆無だった。相手には、単に強かっているようにしか見えないだろう。
(くそっ、このままじゃダメだってわかってるのに、体が勝手に……っ!)
 絶え間なく凶悪なペニスで膣ひだを擦過され、頭の中に白い霧がかかっていく。
 射精を促すよう、襞が蠕動して海綿体に絡みつく。明らかに、絶頂が目の前へと迫っていた。
「ううっ、オレ、もう出そう……っ!」
 ペニスを締めつけられる快感に、健が一瞬顔をしかめる。限界まで膨張した亀頭がヒクヒクと痙攣していた。
「ああ……、はやく、出せよ……っ! あ、ああっ!」
 健は汗を滴らせながら、射精に向けてスパートをかけてきた。
 容赦なく、みなぎった肉竿を打ちつけられる。
 下腹部がぶつかるたびに、確実に絶頂へと押し上げられていく。
 ピクピクと脈打つ野太いイチモツの感触も、より鮮明に感じられる。ぬめる媚肉が絡みつき、欲望液を搾り出そうと躍起になっていた。
「ひああっ❤ い、イク……っ❤ ボクも、イク、から……っ❤」
「うあっ、慎二……っ!」
 グチョグチョなぬかるみを掻き回され、生々しい肉の音が響く。
「よし……、このまま、出すからなっ!」
 健の切羽詰まった声に、思わず体が強張る。
 慎二は調子の外れた声で喘ぎながら、ひたすらに精液を求めて腰を振った。
 激しくうねる粘膜を渾身の力で掻き分けられ、漲った剛直が子宮口を穿つ。
 膣道をこじ開けられた刹那――、濁流の如く白濁液が、慎二の子宮に注ぎこまれた。
 びゅぶゅるっ! びゅびゅうっ! びゅるっびゅるるるっ! びくっ、びくっびゅぶゅるっびくっ!
「ふあああああっ❤ イクっ、イクイクイクっ❤ ……んうううっ❤❤❤」
 子宮に注がれる迸りに、全身が痙攣する。
 弾けるような膣ひだ射精の感触に、体が弓なりに反り返った。
 精の奔流を受け止めて、慎二は蕩けた淫声を張り上げながら、絶頂に達する。
「はっ……❤ くうう……っ❤」
 とどめに、子宮口をこじ開けた亀頭を痙攣させながら、健に容赦なく残りの白濁液が撃ちこまれた。
 ここまで射精されてしまうと、意識を保つことさえ難しい。
 最後の一滴まで流れ出す感触に身震いし、まともに動くこともままならず、緊張の糸が切れると同時に、慎二の記憶もそこで途絶えた。

(続きは本編で)

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『無罪のボクが女体化性裁?』プロローグ~第一章(試し読み)

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『無罪のボクが女体化性裁?』

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プロローグ

「判決を言い渡す」
 裁判長の声が、朗々と法廷に響いた。
「被告人、清須静雄を、『同害刑』に処す」
 やや、傍聴席がざわついた。
 強姦罪は性犯罪の中でも最も重い量刑が科せられるが、まさか、この事件に「同害刑」が適応されるとは、誰も思わなかったのだろう。
 もちろん、被告である清須静雄も耳を疑った。
 思わず弁護席を見たが、担当弁護士はガックリとうなだれている。逆に検察側は、満面の笑みだった。
(う、うそだろ……?)
 静雄には、裁判長の読み上げる主文が耳に届かない。
 彼は、自身の行為について、充分に反省していた。――あの時、迂闊に駿河冬美を抱いた自分が、愚かだったのだ。もし刑が課せられるなら、どんな罰でも受ける覚悟であった。
 だが、いざ「同害刑」を言い渡されると、そんな想いも一気に霧散した。
(ちょっと待て……。「同害刑」っていうと、例のアレだろ? 被害者と、同じことをされるっていう、最近できたヤツ……。あれを、僕が……?)

 ――「同害刑」。あるいは、「同害報復」とも呼ばれる。

 一言で言うなら「目には目を、歯には歯を」というヤツだろう。つまり、被害と同一の加害によって報復を行う刑罰のことを言う。

 静雄の場合は――、「強姦には強姦を」ということとなる。 

 第一章 女体化

 遺伝子治療の発達で、多くの疾患が克服されたが、近頃は、さらに大きな副産物までついてきた。
 ――性差の克服である。
 もともと女体化・男体化は、性別違和の治療を目的として確立された技術だったが、目覚ましいばかりの技術的発展により、このような社会的刑罰にまで応用されることとなった。

 近年は犯罪行為に対して、厳罰化を求める声が高まっていた。それに対し政府・官僚たちは、あらゆる刑罰に最新の科学を駆使した「同害報復」が用いる法律を創りだした。
 その利点はいくつかあるが、「被害者への心的配慮」と、「刑期の短縮化」が代表だろう。
 例え犯罪者が逮捕されても、被害者遺族は、彼らが刑務所で何をしているかなど報告されることはない。死刑の執行さえ、秘密裏に行われるのが現状だった。
 それに対し「同害刑」は、申請すれば被害者が直接加害者に科罰を加える事さえできる。公平という観点で観れば、これほど公平なものもない。
 また、同害報復の課程が全て終了すれば、受刑者はすぐに釈放となる。長期受刑者の社会復帰が困難とされる中、このような寛大な処置は大いに歓迎された。
 極めて公明正大な処罰として、「同害刑」は国民に支持されたのだった。

「そもそもあれはレイプなんかじゃない! 義姉さんとの合意の上での出来事だったんだ!」
 静雄は接見室で担当弁護士をまくし立てるが、
「そうは言っても、すでに確定してしまったことだ。もう、判決は覆らない」
 唯一の味方であった男は、あまりに無情な言葉を吐いた。
「控訴は?」
「新証言がないかぎり、棄却されるだろう。そして、君の言う義姉さんは、もはやこの一件で証言を覆すつもりはないらしい」
「ぐっ……」
 静雄は奥歯を噛み締めながら、手元の机を力の限り叩いた。

          ◇     ◇     ◇

 静雄の兄が結婚したのは二年前――、相手は、同僚の駿河冬美という女性だった。
 初めて清須家へ挨拶に伺った彼女を一目見て、二十歳の静雄は恋に落ちた。
 冬美は、静雄より二つ年上の二十二歳。肩で揃えられた美しい黒髪に、黒曜石のような漆黒の瞳、そして、清楚な雰囲気は、まさに大和撫子であった。
 それでいて、いくら地味を装っても抑えきれない色香……、目のやり場に困るほどの豊満なバストに、安産型のヒップ、ストッキングに包まれた、見事な脚線美など、若い静雄からすれば、目の毒以外の何ものでもなかった。
 やがて、冬美が清須家を訪う回数も増え、ついには同居……。結婚式を終えた後も、彼女は清須家に居続けた。
 童貞であった静雄は、六つ年上の兄を恨んだ。
(なぜ、兄さんばかりが幸福になる? 出来の悪い弟に、その資格はないのか?)
 三流大学を中退し、半ばニート同然の暮らしをしていた静雄の心に、暗い炎が燃え盛った。

 チャンスは、すぐに訪れた。兄の出張中、義姉・冬美は一人で夫婦の寝室に寝ていた。特にカギもかかっていない。静雄はノックして入室し、冬美の側によった。
 ただ、静雄は無理矢理にでも冬美を犯そうなどと考えていたわけではない。正直に自分の気持ちを伝え、できれば別居してもらいたいと、この時は言いたいだけだった。
「どうしたの、静雄くん……?」
 パジャマ姿の冬美の髪からは、わずかにリンスの薫りがした。
「黙ってるだけじゃ、あたし、何にもわからないんだけど……?」
「……本当に、わかりませんか?」
「そんなの……」
 ――当たり前でしょう、という言葉は来なかった。冬美はしばらく静雄の顔を見つめたあと、少し寂しそうに笑ったのだった。
 この瞬間、静雄は二年分の想いが彼女に伝わったものと思った。
 それが、ただの早合点ではない証拠に、冬美は手元のリモコンで、部屋の明かりを消したのだった。
 薄暗いベッドの上に、冬美が横たわる。
 することは、一つしかないと、静雄は思った。そのまま、矢も盾もたまらず冬美に抱きつき、積年の想いを果たしたのであった。

(あれが、合意でなくて何だというんだ……?)
 静雄はいま持って不可解なままだった。
 翌日の朝、冬美は強姦されたことを警察に訴え、静雄は緊急逮捕された。二人の証言には大きな食い違いがあったが、冬美の体内から静雄の精液が検出されたことと、冬美の身体に見られる多くの擦過傷から、様相は静雄に不利に傾いた。
 もちろん、静雄は納得いかない。
 彼は弁護士に経緯を説明し、一切の無実を主張した。
 その態度を、「反省の色無し」と取られられたのだろう。静雄に下されたのは、事実上の極刑であった。

 護送車で静雄が運ばれたのは、豊島区大塚にある警察病院だった。
 病院につくと、まず奇妙な服を着せられることとなった。
 いわゆる「拘束着」に似ているが、胸元から腹、そして陰部まで全てをさらけ出すよう、前面部が大きく開く仕組みになっている。腕は後ろに回され、ベルトをつけて固定された。
 そのまま、移動ベッドに乗せられて、手術室へと入っていく。
 事実上、自分の陰部を人々に開陳しながら、何らかの手術を受けるということなのだろう。
(冗談じゃないぞ、まったく……)
 ここまで、さんざん「同害刑」に怯えていた静雄だったが、その具体的な内容までは知識がなかった。そもそも、男がそう簡単に女に変わるなど、信じていない。
 何か、ヒドいことをされるのだろう。――この程度の認識だった。

 手術台に横たわる静雄の前に、医者がなにやら「ウズラの卵のようなもの」を持ってきた。その数は二つ……。
「おい、それ何だよ?」
「人口卵巣だよ」
 医者は事も無げに言い、二つの卵を静雄の腹の上に乗せた。
 すると、卵はまるで手品のように、静雄の体内へと入っていく。
「う、うわ……っ!」
「驚くことはない。人口卵巣は、ナノマシンの集合体だ。特に開腹することなく、自然と所定の位置に収まる」
「……所定の位置って?」
「簡単に言えば、子宮の横だね」
 医者は、静雄の下腹を指でトントンと叩いた。
「ね、ねえよ! 子宮なんかっ!」
「もちろん、そうだろうが……」
 彼は、何やら笑いをこらえている様子だった。
「……やれやれ、君は本当に何も知らず、この手術を受けているのか? 数年前、あれほど話題になったのに」
 やがて、卵巣が完全に体内に収まった直後、静雄の身体に異変が起こった。まるで、腹部に心臓ができたかのようにドキドキと振動をはじめ、全身がカアッと熱くなり始めたのだった。
「な……、なんだ?」
「卵巣がエストロゲンを……、つまり女性ホルモンを分泌しているんだ。君の細胞を一気に入れ替えているため、しばらく高熱に苦しむだろうけど、まあ、死ぬことはないから、安心して欲しい」
「高熱って、どのくらい?」
「一般的には、四十度の熱が、約五時間続くね」
「……ふ、ふざけ」
 そこまで言いかけたところで、さっそく肉体には変化が訪れていた。喉仏が縮み、一時的に声が出なくなったのだった。
(……な、なんだよコレ! マジで、何が起こってるんだ?)
 静雄が恐る恐る自分の身体を見ると、すでに変化は始まっていた。
 乳頭が激しく勃起し、ブルブルと震えている。同時に乳房が膨らみかけ、胸元に大きな盛り上がりができつつあった。
 一方で、陰茎は縮み、睾丸も体内に吸収されつつある。
「あ、あああ、あああああああああっ?」
 声帯も変化を起こし始めていたため、意味のある言葉を発するのは不可能な状態だったが、それでなくても静雄は悲鳴しか上げられなかっただろう。
(身体が……、本当に、女になる……?)
 腰回りが痛いほど締りだすが、臀部をはじめ、多くの部分は逆に脂肪がつき、その大きさを変えていった。
(熱い……、熱い……っ!)
 細胞が燃焼しつつ、次々と新たな形に入れ替わっている。その発熱は静雄を限界まで苦しめた。
 拘束着の中が、大量の汗でベトついて、気持ち悪い。
 頭は茹だるようで、思考が形をなさない。ただ、自分が自分でなくなる恐怖のみが、ジワジワと心の奥にまで浸透していく。
「ぐ……、が……」
 ついに、時間の感覚を無くした頃、下腹部が急激に重くなった。
 ちょうど、二つの卵の中間で、静雄は子宮が完成したものと思った。同時に、陰茎は完全に縮み上がり、股間の奥にわずかな痛みが走り始めた。膣や陰唇などの、複雑な構造が出来上がりつつあるらしい。
 その間も、胸は大きな脂がのり続け、もはや乳房と呼ぶのがふさわしい形になりつつあった。乳首が巨大化し、豆粒大になる。
「おお、おおお……」
 骨が軋み、関節が激しく痛む。拘束着の中で身をよじると、胸元の肉が大きく震えた。
(僕の身体……、本当に、女に……!)
 やがて、全身がジンと痺れ、わずかな動きをとることさえ億劫となった。
 しばらく、浅い呼吸が続く。心身共に披露し、気力も萎えた。

「うん、だいぶ良い状態だね。もう充分だろう」
 いつの間にか、側に卵巣を入れた医者が立っていた。
「な、何を……?」
「もう、キミの身体は完全に女性となったと思われる。ゆえに、最終チェックをしようと思ってね」
 すると、医者の手は不意に股間へと伸びた。
「あっ!」
 そこには、以前にあったモノは完全になく、新たな性器が構成されていた。
「睾丸は、完全に大陰唇へと変化している。男根も陰核となってるね。……皮をかぶっているのは、以前のままだが」

「ふ、ふざけ……」
「あとは、膣内と子宮を確認しよう」
 医者がどこからか取り出したのは、鳥の嘴にもよく似た、銀色の医療器具だった。
 クスコだ――。どうやら、あれを膣へと挿入し、中を確認するつもりらしい。
「……ひっ!」
 静雄は息を詰まらせたが、拘束着に縛られ、体調も最悪の状態では、わずかな抵抗さえできない。
 医者は、ローションのようなものを指でを絡めると、膣穴を左右に割り開いた。
「ひぎっ!」
 媚肉がヒクヒクとうごめく。そこを医者はクスコ撫で上げ、そのまま一気に押しこんだ。
「あっ……、ああ……っ」
 完成したばかりの粘膜が、金属の筒でめいっぱい押し開かれた。まるで体が引き裂かれるような激痛が走る。
 痛い、などという生易しいものではない。一瞬、覚悟はしたが、これは想像以上だった。
 十分に準備を整えていなかったにしても、凄まじさに息が詰まる。
 医者は、ゆっくりとクスコのネジを回し、孔をさらに広げていく。
「かあっ……、がああああっ!」
 だが、こちらの痛みなどお構いなしに、医者は楽しげな様子だった。
「うん、綺麗なものだ。処女膜も見事に形成されている」
「しょ、処女……っ?」
 一度、女体化の施術をほどこすと、どうやら処女として肉体は完成するらしい。何も知らない静雄には、驚きの連続だった。
 そこに、さらなる衝撃が襲う。
 次に医者が取り出したのは、巨大なペニス型の張り型だった。
「――――っ?」
 おそらくは、何かの検査器具なのだろうが、その凶悪な形相に、静雄は泣き出したい衝動に駆られた。
(嫌だ……、あんなの、入るはずないだろ……? ヤダ、ヤダ、ヤダ……っ!)
 だが、医者は特に感慨もない様子で、一気に張り型を膣内に押し込んでいった。
 強力な圧力に限界を迎えた処女膜が、ブチブチと千切れていく。こちらを気遣う素振りは一切なく、一息で根元まで突き入れてきた。
「うぐううううううっ!」
 未知の鋭い痛みが、膣内に響く。
「ふむ。さすがにややキツいか……」
 医者は激痛を訴える静雄を見つめつつ、さらに張り型を回し込んできた。
「あぐっ……! あっ、ああっ! んんんう……!っ!」
 激しい痛みに苛まれるが、体は動かせない。
 拘束着は少しも緩むこと無く、両手足首へギチギチに食いこんでいる。静雄には、何一つなす術はなかった。
 鮮血に濡れた穴が、無慈悲に貫かれる。初めて異物を受け入れた膣が、巨大な異物に蹂躙される。
 痛みによって全身が強張り、視界が涙で滲んだ。
(うそだ……、こんなこと! なんでこんなオカシなヤツに、いきなり……っ!)
 だが、いつの間にか膣口から、鮮血とは蜜が染み出し、静雄の呻き声にも、どこか艶が混じりだしていた。
 自由がきかない拘束も、決して不快なものではなくなっていた。
(な、なんだ……? こんなこと、されてるのに……)
 静雄自身が、己の変化に驚いていた。
「……ほう、もう感じ始めているのか?」
 医者はは満足気に語りながら、張り型をさらに奥まで突き入れた。
 ついに、検査器具が膣奥まで到達した。その摩擦感に粘膜が震えだし、急激に収縮する。
「女体化した肉体は、一般の女性よりも感覚が鋭敏だ。せいぜい刑の執行中は、楽しむがいいさ」
「な……っ?」
 医者の言葉の意味を、静雄は考えたくなかった。楽しむがいいとは、どういうことか……。
 だが、間違いなく静雄の身体は悦び、昂っている。
 これまでにはなかった性癖が、まさに発現しようとしていた。
「さて、それでは子宮から卵巣までを確認しよう。まあ、そちらは勝手に楽しんでくれたまえ」
「そ、それってどう……、ひゃうううっ?」
 突如として、張り型が細かく振動し、生じた刺激に視界が弾けた。
(な、なんだよ、これっ?)
 秘肉を抉られた途端、全身に電流が走ったような感覚が広がった。
 数瞬遅れて、これが性的快感だと気づいた時には、胎内がシャフトを食い締めていた。
 検査器具は、無慈悲に振動を続ける。
「はっ、ん、ひうっ! なかっ、でえ、こすれ、てる……っ! ひあっ! ああっ、うっ、ひっ、ううっ!」
 より激しく、張り型が子宮口を撃つ。
 振動が続くほど、肉襞が擦れ、底の知れない快感が、腰から流れこんでくる。
 そのために、静雄の体躯は蕩けてしまいそうになる。
「んひっ、あ……、なかがっ、かきまわ、され……っ!」
 際限なく震え続ける機械が、静雄の体内に律動を刻む。
 絶妙なバイブレーションによって掘り起こされた快感は、即座に全身へ波及する。
 白い肌に、珠の汗がいくつも浮かんだ。
「あっ、ぐ、うっ! おくっ! おくっ、にいい……、あっ、たっ、てる! んうっ、う、……っ、ひやああっ!」
 処女のピンク色の膣が、無慈悲に攪拌されていく。
 静雄の口から発せられる艶に縁取られた甘い声が、徐々にそのボリュームを増していた。
 熱い吐息が、喘ぎ声に重なる。
 柔肉が、振動によって揺れ躍る。めまぐるしく収縮するホールの襞が、機械と擦れあり、静雄の意識は朦朧としていく。
「うん、ちゃんと子宮口が降りてきているようだ。なかなかいいぞ」
 そう言うと、医者はいっそう手に力をこめて勢いよく突き、検査機を強く押しこんでいく。
 ねっとりとしたシロップが粘着質な音を立てて、卑猥な音色を奏でた。
 静雄は艶やかに色づいた素肌を震わせて、唇から淫声をこぼす。
「ひはっ、んんんっ……! はあ、はあ、ああっ、……やめへ、もう、おかひくなる……っ! やめへ……っ、やめへえ……っ!」
 突きこまれるたびに、静雄の膣内は大きくうねる。
 可憐な肉裂が、掻き混ぜられて泡立ち、蜜が内腿へと滴り落ちていく。
 肢体が淫らに弾み、拘束着のベルトを軋ませる。
「あとは、卵巣の形成を見ねばならないんだ。もっと子宮口を開いてくれないと困るな……?」
「そんな……、む、むり……っ! な、なにかくるっ? ひゃうっ、すごいのが、きてる……っ!」
 子宮口を執拗に刺激され、蕩けた女の蜜が溢れでる。
 濡れ光った恥裂から奥まで、全てを容赦なく摩擦され、次第に頭の中が真っ白になってきた。
 それと同時に体温が急上昇し、全身が粟立つ。
 本能的に、襞が機械の筒に絡みついていく。
 静雄は、この肉体が絶頂に近づいていることに、ようやく気づいた。
(す、すごいっ、女の身体って、こんなに……っ!)
「う、うぐうう……っ❤ お、おお、おおおっ❤ らめえっ❤ らめ、らめ、らめえ……っ❤」
「おや、もしかして、もうイキそうかい? ならば、ちょうどいいな」
 医者は、わずかに機械に力をかけ、今までとは違う動かし方を試みはじめた。
 ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ……。
 静雄を犯す機械の振動がいっそう速くなり、まるでとどめを刺すように、高音のうなりを出し始めた。
 目の奥で焚かれた快楽のフラッシュが、あらゆる思考を一瞬にしてかき消す。
「ら、らめえっ❤ い……、イクっ❤ イクイクイクっ❤ んううううううううっ❤❤❤」
 自らのアクメを唄いながら、静雄は絶頂に達した。
 検査機は、静雄のぬかるんだ肉襞を散々に陵辱し、ようやくゆっくりと引き抜いた。
「ああ、大きな問題は何もない。君は完全に女体化した。しばらくすれば、排卵や生理も起こるだろう」
 静雄は、医者の言葉を遠くに聞きながら、ただ荒い呼吸を繰り返すしかなかった。
「膣壁も、充分な柔らかさだ。すぐにポルチオ性感も覚える。服役中は、なかなか楽しめるんじゃないかな……?」

【続きは本編で】

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『豊胸遊戯』

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 豊胸遊戯

「ねえ、大輝……。こんなことで、本当にオッパイ大きくなるの……?」
 少女は首をひねったが、
「でも、聞いたことはあるだろ、寧々? 男に揉んでもらえば大きくなるって」
 少年は、いたって本気のようだった。
 ――それは知ってるけど、別にコイツじゃなくても、いい気はするなあ。
 寧々にとって、この少年――大輝は、幼なじみというだけで、恋人でもなんでもない。ただ、気安く相談ができるというだけの間柄だった。
「お前だって、いつまでもまっ平らな胸ってわけにはいかないだろ? もう、俺たち中三だぞ」
「まあ、ねえ……」
 確かに、そうだ。
 すでに私も十五歳……。成長期をほとんど終え、あとは歳を重ねるばかり。それなのに、自分だけがブラジャーさえ必要ないAカップ未満。さすがにそれでは、この先まずい。
「それでは、大輝センセイ、お願いします」
「うむ」
 互いに一礼し、寧々はシャツの前を開けた。
 平らな胸に、ただ張り付いているだけのブラジャーが露出する。
「これ……、どうやって外すんだ?」
「いや、前をひねるだけだけど……」
 寧々がフロントホックの留め金をひねると、下着は左右にハラリと別れた。
 ほぼ凹凸のない胸板があらわになり、なだらかすぎる丘の頂点には、イチゴを思わせる小さな乳首が、それぞれに鎮座している。
 窪んだ胸元に、浮き出た肋骨……。確かに、貧相な肉体には違いなかった。
(頑張って、牛乳とかも飲んだんだけどなあ……)
 寧々はこれまでの苦労を思い出す。イヤイヤながら飲み続けたミルクの数々、友達から聞いた様々なマッサージ……。だが、どれひとつとして効果はなかった。
 ――ここは火中の栗を拾う覚悟で、大輝に頼むしか無い。
 寧々は覚悟を決めて、少年に向かい、胸を張り出した。
 大輝は、なにやら息を呑んだ様子だったが、
「よし、じゃあ……、触るぞ?」
 と、確認をとるや、小さな胸を下からそっと触りだした
「あっ……!」
 ゾクリと、背すじに寒気が走る。
 少年の熱い手のひらは、ゆっくりと柔らかな曲線上を撫で回していった。
 手の汗によって吸い付くような感触に、寧々は顔を逸らして、髪を揺らす。
(うわあ……、変な感じ……)
 だが、うかつに身悶えれば、それは少年を喜ばせてしまうかもしれない。ここは、我慢のしどころだった。
 指先が、先端を撫でてくる。ゾッとするものを感じたが、先ほどの悪寒とは違っていた。
(うわあ……、このくらいで……)
 乳首への不意打ちは、敏感に快信号を伝えてきた。
 元々感じやすい自覚はあったが、こんなにあっさりと幼なじみに肉体が反応してしまうとは、考えもしなかった。
 桃色の唇から、温かな吐息が漏れていく。自分ではっきり気付くほど、確かに性感だった。
(な、なんで? こんなの……、気持ちよくなんて、ないハズ、……なのにっ!)
 自然に囗が開いてきてしまう。プックリと柔らかい唇の合間から、唾液に塗れた赤い舌が覗きだそうとしていた。
(ううっ、感じちゃダメだってばあっ! そんなの……、ダメえっ!)
 開き始めた唇を閉ざし、無理して歯を食いしばる。
 だが、顔から発した熱が身体全体に広がり始めると、敏感な乳房の上をなぞる感触から、悪寒は徐々に薄らいでいった。
 じっくりと柔らかな乳張りが撫で上げられると、寧々は再び身を縮こませるような快刺激に包まれる。
 這うような刺激が、緩やかに乳性感を湧き起こさせ、さらに上塗りしている感じだった。肌に汗が滲み始め、背中を濡れ蒸らしていく。
 寧々は、再び出掛かった甘い吐息を押し込んで、無表情を形作ろうとした。
 だが、淡いピンクの胸のふくらみがを包む手が、突然に細かな振動を見せる。
「んっ……、ううっ、ううん……」
 芯から快感がじわりと広がり始め、脇の下と股内側にまで発汗を覚えた。
(まずいよ……、私、こんなに、恥ずかしいことされてるのに……っ!)
 硬くしこった二つのふくらみの合間で、少年の指が波打つように蠢いた。その振動に合わせて、熱が波紋のように広がってしまう。
「だ、大輝……っ! や、やっぱ、ちょっと待って……っ」
「だ、ダメだよ……。オレ、待てないっ!」
 少年は顔を突き出し、少女の瞳を見つめ、懇願してきた。
「こ、このまま……、したい……」
 幼なじみの強い眼差しに、寧々はいよいよ言葉を失ってしまった。

          ◆     ◆     ◆

 それから五ヶ月後――。
「確かに、胸は大きくなったわ。大輝」
「……すいません」
「いや、謝られても、困るんだけどねえ……」
 少女は、やや大きく張り出したお腹をさすりながら、ため息をつくしかなかった。

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『春の夜』

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『春の夜』

 ――どうしたんだろう?
 明らかに、身体がおかしかった。
 妙に熱っぽいけど、風邪という感じではない。
 さっき水を飲んだばかりなのに、ノドが乾いている。
 鼻の粘膜もどこかおかしく、いつもより匂いに鋭敏になっている感じだった。
(おっかしいなあ……?)
 なにか、おかしなものでも食べたかと思ったが、その心当たりもなかった。
 もう、陽もすっかり落ちているし、早く家に帰って寝てしまいたい。
 私は、桜並木の川沿いを抜け、いつもより近道をしようと、路地裏に入った。
「…………?」
 道の向こうに、男がいた。年齢は私と同じくらいだが、なんか目つきがおかしい。
 吸い込まれるような、奇妙な光――。
「なあ、動くなよ?」
 奇妙なことに、私の身体は彼の言葉に逆らえなくなった。その場から、進むことも引くこともできず、ただ立ち尽くしていることしかできない。
「あんたも、同じなんじゃないのか……」
「な、なによそれ……?」
「シたいんじゃ、ないのか?」
 私は心臓を射抜かれたような衝撃を受けた。下劣な言葉だったが、認めてしまえば、まさにその通りだったからだ。
 ジュクリと、身体の内から秘蜜が溢れるのがわかった。油断していると、内股まで零れそうなほどだった。
「いいだろ? 俺もなんだ。ヤラせてくれよ……」
「ちょっと待って……。これって、何なの?」
「今は、どうだっていいだろ。ただ、本能に身を任せてしまえばいいのさ」
 そう言うと、彼は私の後ろにまわり、股間から脈動する勃起を引きずり出した。
 長さも太さも、人並み以上だった。こんな気分でなかったら、悲鳴をあげていたかもしれない。
 ――だが、私の身体は明らかに、彼の肉棒を望んでいた。
 怖いほど逞しいこわばりを振り立て、男は尻肉ににじり寄る。
「そうだ、それでいい……」
 男は、火照ったぬかるみに狙いを定め、勃起の先端を姫裂に宛てがう。
 白いまどろみの中に意識を漂わせていた私は、覚悟を決めて大人しく目を閉じた。
 反り返った勃起が、一気に押し入ってくる。
「んあっ!」
 思わず私は壁に手をついたが、背後からの一撃でさらにバランスが崩された。
 上体が腕の支えを失うと、胸元が壁に擦れ、谷間のふくらみが圧し潰される。
 勃起を挿入されたのだとわかっていても、下腹を引き裂かれるような圧迫感は圧倒的で、思わず私は甲高い悲鳴を上げた。
 とりわけこの姿勢では、挿入の現場が見えないだけに、まるで足でも突っ込まれたようだった。
(アレが……、あの、おっきいのが、わたしの中に……っ)
 そう思っただけで、淫らにぬめった性愛器官の奥からは、新たな愛蜜があふれだした。
 やがて、男が一気に腰を動かしはじめる。
 強引に子宮を突き上げられて、たまらず悲鳴をあげる。
「だ、だめえ……っ! ひっ、ひやっ! ああああああ……っ!」
 淫猥な喘ぎ声が、路地裏にこだまする。
 亀頭が子宮口をノックすると、それに合わせて膣壁全体が男棒を圧迫する。
 私の肉壁は、根元から濃い奔流を絞り出すかのように蠢いてしまう
 その動きは、剛直の大きさに合わせて不規則かつ的確に射精へと導くかのようだった。
(こ、これが……、牝の本能……っ?)
 まさか私が、ここまで愉悦に乱れることがあるとは、想像もしていなかった。
 そう長い時間、我慢していることはできない。
「あっ、ああっ……! だめ、だめえっ! はげし、いい……っ! 中が、あなたのかたちにっ、されちゃううっ! ああんっ!」
 快楽に蝕まれていく子宮囗へ向け、男はさらに激しく腰を突き出す。
「だ、出して……っ! 早く……、たくさんっ……出してえええっ!」
 たまらずに、身を捩る。
 恥丘に切っ先が突き刺さるような、この感覚……。胃がせり上がり、肉魁の切っ先が今にも口から飛び出すのではないかという不安にさえ駆られる。
「ひあああんッ!」
 さらにきつい陥入で、私は突っ伏す格好になってしまう。
「はは、軽くイったみたいだな。イキ癖でもついてるのか?」
「違ううっ、そんなこと……っ!」
「こんなに締めつけておいて、今さらそんな言い訳なしだぜっ」
 男は大きな円弧を描くように、複雑な腰使いで攻めてきた。
 痙攣している柔壁が研磨され、こちらの腰も勝手に揺れ動いてしまう。
「ひゃあああっ! も、もう、こないで……っ! コリコリはいやあ……っ!」
 何度も膣壁を削られ、そうかと思えば子宮を穿たれる。
 休む暇を与えてくれないそのリズムに、桃色の恥裂は淫らがましく腫れ上がってしまう。
 淫液がかき混ぜられ、掻き出される音が交錯する。
「ああ、いいぞ、お前、当たりだ! 最高だぜ?」
「そんな……っ、私……、私は……っ!」
「まあ、いいさ! 出すぜっ!」
 ペニスのもたらす愉悦の導きにただひたすら身悶えていたが、とうとう終局を迎えることとなった。
「な、中に……っ、中に出すの……?」
「ああっ、しっかり孕めよっ!」
 びゅるるるるる……っ! びゅるっ! びゅぶゅるっ! びゅくびゅくびゅりゅりゅっびゅるるるるる……っ! びくびくっ!
 暴れ狂うシャフトから、雄の迸りがなだれこんでくる。
「ひ……っ、ひああああああああっ!」 
 濃い精液の塊は、即座に秘洞を埋め尽くしてしまった。
(あ、熱い……)
 快楽の波が全身に広がっていく。身体中が痙攣した。
 だが、驚きは次の瞬間にやってきた。
 ザクッ!
「ひぎいいいっ!」
 何かが、膣内に刺さったのだ。
 複数本の細かい棘……。そうとしか言いようのない代物だった。
 激痛に、私は悶絶する。
「はは、なかなか楽しかったぜ。……じゃあな」
 目的を果たすと、男は闇の中に消えようとしていた。
 だが、私の怒りは収まらない。
「ちょっと待てえええっ! 最後のアレは何だっ、アレはああっ!」
 よく見れば、彼のイチモツには、返しのようなハリがついている。おそらくは、あれが原因だろう。
「ニャアアアアアッ!」
 私は、彼に向かって爪を立てて飛びかかった。
「ニャア? ニャ! ニャアアア!」
 彼は一目散に逃げ出す。
 逃がすものか! 例えこれが自然の摂理でも、ネコの本能だとしても、許してはおけない!
 春の夜――、春機発動期のその日、私は強引な種付けに怒り、桜舞う街を駆けた。
 
【終】

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なんか、跳ねた!

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今日、唐突にKDPの売上が跳ね上がりました。
ポーンと。
……なんで?

まあ、そんな大した数ではないのですが、
いままでの、1日に1冊か0冊かというレベルから考えると、
なんか妙な気分になってきます。

とりあえず現状では、

①『結月ゆかり』嬢を動画に使い始めたら、再生数が跳ね上がった。
②ツイッターのフォロワーさんが増え、リツイートしてくれるようになった。
③ただし、ブログはこの有り様。

という感じ……。

実はここ数日、全然売上が上がらないので、書く気力を失ってのですが、
なんか、「まだ、やってみようかな?」という気になってきました。

急いでがんばる!

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研究

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売れているKDPと、まったく売れないKDPは、どこに差があるのか?
正直に言って、内容ではない気がする。
「いかに読者にその本をつかませるか」大事なのはその一点なのだろう。
だから、売れる本を作りたいなら、現在のトップを徹底的に研究しなければならない。
そして、自分の血肉とするのだ!

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もっと、有機的につなげないといけない。

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たぶん、ツイッターとブログ、アマゾン、ニコニコ、
これらを有機的につなげて、どうにか集客をアップさせねばならんという。
そのためには、まずブログなんだけど、とにかく今はシッチャカメッチャカなので……。
だって、校正だけでも大変だし、動画だって、簡単には作れないし。

でも、一人でやるしかないのだ。
考えろ、俺。

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近々、改装します。

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もうちょっと待ってって。

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とにかく、大変だ。

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だって、もう売り方がよくわからないんだもん。
どうしたらいいの?
誰も買ってくれないじゃん。

びゃーす!

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